後見業務

ご無沙汰しております。

3月も下旬というのに、金沢は昨日から冬に逆戻りしたみたいに寒いです。

でも4月ももうすぐ。暖かい春の日に向けて新たな旅立ちの方にエールを送りたいです。

 

さて、最近では年金相談業務や労務士業務の他に後見業務もしています。

後見業務とは、判断能力が衰えた方を守るために作られた成年後見制度というのを用いた業務です。

 

ある障がいのある方の保佐人となって支援をさせていただいています。

専門家ということで家庭裁判所より推薦がありました。

保佐人となってみて思ったことは、成年後見制度は必要な制度だと思いますが、本人をよく知らない専門家(よく司法書士の先生がなっておられます。)がなるよりは、身内のよく知った方がなるほうが良いのではないか、ということ。

なぜなら、本人さんの一番‘‘こうありたい‘‘がよく分からないから。

 

成年後見制度には3つの基本理念があり、1つに自己決定権の尊重というのがあります。

どうすることがベストなのか、そうすることができるのか、それを本人さんは望むのかに1番心が悩みます。

身内の方ならその辺が分かるであろうに。。。

しかし、現在では専門家の後見人の割合が7割ほどと親族後見人の割合を圧倒的に上回っています。

2000年に始まった成年後見制度。いろいろ課題はありますが、関わった以上は全力で頑張りたいと思います。